フラッシュ USDT TRC20 とは — なぜ詐欺なのか、どう見抜くか
「フラッシュ USDT」のソフトや「フラッシュ USDT TRC20 コントラクトアドレス」は詐欺です。売り手が実際に渡すもの、偽 USDT が使えない理由、トークンが本物か確かめる方法。
「フラッシュ USDT」は、ウォレットにしばらく表示されたあと「消える」USDT を作るソフトやサービスとしてネットで売られています。検出されない、使える、「テスト」に便利などとうたわれます。実際に機能するフラッシュ USDT は存在しません。 どれも詐欺で、お金を失うのは買った人です。
売り手が実際に渡すもの
- 偽トークン。 誰でも「Tether USD」という名前、
USDTというシンボルの TRC20 トークンを作れます。ウォレットによっては似て見えますが、コントラクトアドレスが違い、価値はゼロです。取引所も店も受け付けません。 - 偽ソフト。 「フラッシュジェネレーター」の多くは鍵を盗むマルウェアか、代金だけ受け取って何も渡さない見せかけです。
- 偽の残高。 ウォレットによっては、任意の残高を持つカスタムトークンを表示させられます。それはあなたの画面上にしか存在しません。
なぜ機能しないのか
TRON 上の USDT は Tether が管理する 1 つのスマートコントラクト TR7NHqjeKQxGTCi8q8ZY4pL8otSzgjLj6t です。本物の USDT を発行できるのは Tether だけです。残高はネットワークのすべてのノード上にあるこのコントラクトの状態に記録されているので、本物の USDT を一時的に出現させて消すことはできません。
USDT が本物か確かめる方法
- ウォレットか Tronscan でトークンを開き、コントラクトアドレスを
TR7NHqjeKQxGTCi8q8ZY4pL8otSzgjLj6tと照合する。 - エクスプローラーでトークンが認証済みで、相応の保有者数と取引量があるか確認する。
- 誰かが「見せてくる」残高を信用しない。自分のアドレスへのオンチェーン送金を求め、それを確認する。
関連する詐欺
- 「USDT 入りウォレットと秘密鍵」:アカウントのオーナー権限は詐欺師のものなので引き出せず、「手数料」として TRX を送るよう求められます。アカウントを誰が管理しているかはアドレスチェッカーで確認できます。
- アドレスポイズニング:履歴に紛れ込むそっくりなアドレス。アドレスポイズニングをご覧ください。
よくある質問
フラッシュ USDT は本物?
いいえ。本物の USDT は Tether のコントラクトしか発行できません。「フラッシュ USDT」は偽トークン、偽ソフト、偽の残高表示のいずれかです。
「フラッシュ USDT TRC20 コントラクトアドレス」とは?
USDT の名前をまねた偽トークンのコントラクトアドレスです。ウォレットに追加しても価値のない残高が表示されるだけです。
フラッシュ USDT を取引所に送れますか?
取引所が入金として扱うのは公式の USDT コントラクトだけです。偽トークンは無視されるか拒否され、その「資金」は存在しません。
フラッシュ USDT のソフトにお金を払ってしまいました。どうすれば?
ソフトは悪意あるものと考えてください。その端末に鍵やフレーズがあったウォレットの資金は新しいウォレットへ移し、売り手を見つけたプラットフォームに通報しましょう。